Woven Cityで「共創する」とは?
Co-creation (共創)とは、共通の社会課題に対してヒト中心の解決策を見いだし、イノベーターとステークホルダーが一緒にプロダクトやサービスを開発すること。
Woven Cityでは、モビリティへの強い想いを共有するコミュニティのなかで、多様な方々との共創を促していきます。通常、プロダクトやサービスの開発は研究室やオフィスで行われることが多いですが、ここでは日常生活のなかで実際に試しながら、カイゼンを繰り返すことができます。
Woven Cityは発明を生み、開発を加速させるための街の形をしたテストコースです。Inventorsは、従来の開発手法に囚われることなく、自身のプロダクトやサービスが日常生活でどのように活用されるのかを確認しながら開発を進めることができます。様々な開発段階において、Weaversからの多様なフィードバックを継続的に得ることで、開発しているプロダクトやサービスがどのようにモビリティの課題を解決していくのか、イメージをより膨らませることに寄与します。このような開発活動を実現するため、Woven Cityでは、Woven Inventor Garageと呼ぶインベンター支援のしくみを提供します。
Weaversと呼ばれるこの街の住民やビジターは、プロダクトやサービスを利用し、タイムリーにフィードバックを提供します。これにより、Inventorsのヒト、モノ、情報、エネルギーのモビリティの開発の加速に貢献します。Weaversは日々の生活でプロダクトやサービスを使ったり、積極的にフィードバックを行うなど、様々なやり方でこの共創のプロセスに参加することができ、Weaversはモビリティの未来を体験するという、普段では得られない経験をすることができます。
Woven Inventor Garage
Woven Cityで活動するInventorsは、クルマづくりで培ったトヨタのアセットを基にした「Woven Inventor Garage」と呼ばれるしくみを利用できます。企画から開発、実証など、様々な開発段階における課題に対してサポートを受けることができます。多様なコミュニティのなかで、企画段階から他のInventorsやWeaversと議論をしたり、バーチャルでシミュレーションを行うデジタルツインを活用しプロダクトやサービスを実際のお客様に使っていただく前にもテストするなど、様々な支援を提供します。
Woven Cityでの実証テーマ
ヒト・モノのモビリティ:
様々なインベンターが自動運転サービスを作り出せるプラットフォームの形成
Woven Cityでは、自動運転技術を活用してヒトやモノを動かす実証を行います。そのひとつがトヨタのe-Paletteであり、自動運転バスサービスや移動販売サービスなどの事例を検討しています。Woven Cityに集うInventorsは、このプラットフォームを活用することで、自動運転サービスの将来のアプリケーションの可能性を拡げ、改良し、より安全で効果的に大規模な運用を行うことができます。
モノのモビリティ:Smart Logistics
スマートフォンアプリと宅配ロボットを連動させ、Woven CityのInventorsは住民のために物流を自動化する方法を検討しています。街の形をしたテストコースのなかで、クリーニングやストレージサービスといったより付加価値を持つサービスを導入することで、義務的な移動をなくし、大切な人と一緒に過ごすなどより重要なことに時間を使うことができる生活を目指しています。
情報のモビリティ:次世代遠隔コミュニケーション
情報のモビリティ技術を活用し、離れていても心の通った自然なコミュニケーションの実現を目指しています。スクリーンに向かって過ごす時間の質を向上させ、個々の成長や相互のつながりをより高められる未来の生活を提案します。